マイクロSDカードにRaspbian(ラズビアン)を書き込む

マイクロSDカードにRaspbianを書き込む方法を紹介します。

Raspbian はダウンロードするのに時間がかかるので、時間に余裕がある時に行うことをお勧めします。

目次

  1. Raspbianって何?
  2. 用意するもの
  3. パソコンにラズビアンをダウンロードしよう
  4. マイクロSDにラズビアンを書き込もう

   

  

1.Raspbianって何?

 Raspbian とは Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のOSです。
Raspbian にもいろんなバージョンがありますが、
今回はプログラミング学習にぴったりな Raspbian Buster with desktop and recommended software を書き込みます。
なんとScratchが既にインストールされています。

   

  

2. 用意するもの

  • マイクロSDカード       (今回は32GB)
  • SDアダプター        (PCにマイクロSDカードをさせる方はいりません)
  • パソコン          (今回はwindows10での紹介)
  • USB接続ができるSDカードリーダー(パソコンにSDカードをさし込む所が無い人)
  • OSを書き込めるソフトウエア  (今回は Rufus 3.9)
  • zipを解凍できるソフトウエア   (今回は7zip)
マイクロSDカード 

マイクロSDカードの容量は32GBまでにしてください。これより大きいと Raspberry Pi ですんなり使えません。
64GBで使用する方法はありますがここでは紹介しません。

↓はマイクロSDカードとアダプターがセットになって売っています。私もこれを使っています。


SDアダプター

マイクロSDカードをSDカードのサイズにする変換器です。
マイクロSDカードとセットで売っていることが多いです。
マイクロSDカードを挿入できるカードリーダーを持っている方はこれは必要ありません。

SDアダプター単品→        こんなカードリーダーを持っている人は必要ありません→
パソコン

ネットに接続されたPCを用意してください。
私はwindows10 64bitの環境で行いました。
USB接続ができるSDカードリーダー(パソコンにSDカードを刺し込む所が無い人) 

パソコンにSDカードをさす必要があるので、パソコンにそのままマイクロSDカードが刺し込めない人は、
マイクロSDカードリーダーを用意してください。
パソコンのUSBの形に気を付けて購入してくださいね。

USB3.0→        USBtypeC→
・ OSを書き込めるソフトウエア 

OSをSDカードに書き込むには専用のソフトウエアを使う必要があります。
SDカード内にISOイメージをドラッグ&ドロップではOSとして使うことができません。
今回は Rufus (ルーファス)  を使います。
Rufus (ルーファス)  のダウンロード、起動方法はこちらを参考にしてください。
zipを解凍できるソフトウエア

ラズビアンはzip形式でダウンロードするので、解凍するソフトが必要です。
サイズが大きいので、windows備え付けの解凍ソフトでは解凍できない場合があります。
ラズビアンのHPに解凍できない場合は7zipで展開するように書いてあったので、今回は7zipを使用します。
7zipのインストール方法はこちらを参考にしてください。

  

  

3.パソコンにラズビアンをダウンロードしよう

ラズビアンを公式サイトからダウンロードします。とても時間がかかります。私は寝る前にダウンロードをスタートさせました。
パソコンの設定でスリープモードにならないようにしておくと、ダウンロードが中断されません。設定の仕方はこちらを参考にしてください。

パソコンで
https://www.raspberrypi.org/downloads/
にアクセスしてください。Raspbianのアイコンをクリックします。
  
Raspbian Buster with desktop and recommended software のDownload ZIPのボタンをクリックします。
ダウンロードが開始されます。とっても時間がかかります。
ダウンロードが完了したら、7zipで解凍してください。
7zipでの解凍の方法はこちらを参考にしてください。

 

 

4.マイクロSDにラズビアンを書き込もう

 ではいよいよ書き込んでいきましょう。
マイクロSDカードをパソコンに挿入してください。

下の画像はマイクロSDカードをSDアダプターに入れて、SDカードリーダーに挿入したところです。
私の場合はUSBドライブ(E:)と認識されました。
次にRufusを起動させます。起動のさせ方はこちらを参考にしてください。
デバイスは自動的に認識してくれます。
選択をクリックして、3で解凍した.imgファイルを選択して開くをクリックしてください。
ダウンロードしたバージョンによって、名前部分は画像とは異なります。
スタートをクリックします。
デバイスのデータが削除されます。の警告がでてきたら、OKをクリックしてください。
書き込みが完了したら、閉じるをクリックしてください。
アクセスできません。というエラーがでてもOKを押して、閉じてください。

フォーマットしますか?と聞かれたら、キャンセルを押してください。
フォーマットとは初期化の事なので、今書き込んだ内容が消されてしまいます。
最後にSDカードを安全に取り外して作業はおしまいです。
パソコン画面の右下にある ^ のマークをクリックします。
USBメモリのアイコン(マウスを当てるとハードウエアを安全に取り外してメディアを取り出すと表示されます)をクリックします。

先ほど書き込んだドライブを選択します。私の場合はUSB3.0CardReaderの取り出しでした。
安全に取り外しできます。と出てきたら、パソコンからSDカードを引き抜きます。